北海道ニセコ山麓、廃校の木工房より。
北海道ニセコ連峰の麓、蘭越町字湯里。2002年3月に閉校した「湯里小学校」が僕たちの工房です。はるばるとした山並み。大きな木々に囲まれるようにして立つ校舎。この山の学び舎で2002年8月、湯ノ里デスクはスタートしました。
Created funniture
「ミズナラ」「ウォルナット」それぞれに味わい深い「無垢の木」が素材です。色がそれぞれ違いますが、着色ではありません。自然の木の色なのです。湯ノ里デスクでは、木の肌を生かした家具作りをするために、無着色・無害の植物ベースのオイルを塗装して仕上げています。
~時が経つにつれ、価値を増すもの~
「時が経つにつれ、価値を失うもの」が現代には多くありますね。たとえば僕のこの大切なパソコンだって、そう長くは使えないでしょう。僕らの木工仕事は「時が経つにつれ、価値を増すもの」を作ること。長年の使用に耐えるよう丈夫に作らねばなりません。長く愛されるように美しく作らなければなりません。最先端の技術により作られる「パソコン」と違って、木工の技法ははるか昔に完成されたものです。その教えを大切に、自分たちの仕事に生かしてゆきたいと思います。
ナラ(ミズナラ)は主に ロシア産、ウォルナットは北米産。着色はしていないので、木の本来の色の違いです(オイルは無色のものを使用)。同じナラ材でも、表情(木目)や肌合い(色の濃さなど)はそれぞれ違います。湯ノ里デスクの家具や小物は、すべて植物ベースのオイルで仕上げています。
- 湯ノ里デスク 代表
- 1967年 東京生まれ
- デザイン・制作・Web編集
- 湯ノ里デスク 代表
- 1966年 東京生まれ
- 制作